結婚指輪(マリッジ)
ダイヤモンドの品質を評価する基準として、アメリカ宝石学会(G.I.A.)が 規定したダイヤモンド 品質評価国際基準があります。 左記基準に於いてダイヤモンドの品質は4つの要素、Carat(カ ラット=質量)、Color(カラー=色)、 Clarity(クラリティ=透明度)、Cut(カット=研磨)を組合せ て評価を行います。
石の質量を表す単位で「ct」と表記します。1ctは0.2gに相当します。語源はギリシャ語
のkeration(イナゴマメ) だと言われています。イナゴマメの実はどれもほぼ同じ重さ
と考えられ、宝石の重さを表すのに「イナゴマメ何粒分の 重さか」という表現をしてい
たと伝えられています。
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<11mm>
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<9.4mm>
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<7.4mm>
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<6.5mm>
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<6.0mm>
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<5.2mm>
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<4.4mm>
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<3.7mm>
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<2.9mm>
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マスターストーン(基準石)を元に判定される色の評価基準です。 色合いは最高グレードの無色DカラーからZカラーまでの23段階にグレード付けされます。 天然の魅力的な濃い色のものはさらに高価で、ファンシーカラーと呼ばれ希少価値があります。
ダイヤモンドに外在する傷や、インクルージョン(内包物)の大きさ・位置・数によって判定される評価基準です。 天然石には全て、微細な内包物が存在します。10倍拡大鏡で検査されFLからI3まで11段階にグレード付けされます。
FL:内外部無欠点 IF:内外部欠点
1:ごくごく僅かな内包物 2:ごく僅かな内包物 3:僅かな内包物 4:欠陥
唯一、人が加工(研磨)する事によって高める事が出来る評価基準です。ラウンドブリリアントカットの場合にのみ 適用され、プロポーション(形)とフィニッシュ(仕上げ)により評価します。ダイヤモンドの美しさ、”輝き”の 要素であるブライトネス(白色光)、ファイアー(虹色)、シンチレーション(煌き)を引き出す為には熟練した 職人技術が必要です。理想的なカットに近いほど、”輝き”も増します。
【ラウンドブリリアントカットのカット表記】
アメリカ宝石学会(G.I.A.)が規定したダイヤモンド品質評価国際基準に準拠します。
【ファンシーシェイプのカット表記】
アメリカ宝石学会(G.I.A.)が規定したダイヤモンド品質評価国際基準ではラウンドブリリアントカットのみ カット基準が規定されています。
【トリプルエクセレント(3-EX)とは】
プロポーションの総合評価及び対称性(シンメトリー)、研磨の状態(ポリッシュ)が全てエクセレント評価を意味します。
【ハート&キューピットとは】
プロポーションとシンメトリー(対称性)が良いダイヤモンドは8つのキューピットとハートが 観察されます。
左側の写真はダイヤモンドをクラウン側から、右側の写真はパビリオン側から 特別な条件で撮影したものです。
キュービット ハート
略称 | 正式名 | 略称 | 正式名 |
GIA | アメリカ宝石学会 | ||
AGT | AGT ジェムラボラトリー | ニチベイ | 日米宝石鑑別センター |
中宝研 | 中央宝石研究所 | UGL | ユニバーサルジェムラボラトリー |
GTC | 日本ジェムテスティングセンター | TGL | ジャパン・テクニカル・ジェム・ラボラトリー |
DGL | ダイヤモンドグレーディングラボラトリー | GGC | ジャパンジェムグレーディングセンター |